
今週の相場水準
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 日経平均株価 | 65,606.71円 |
| PER | 17.32倍 |
| PBR | 1.88倍 |
| EPS | 3,787.92円 |
| BPS | 34,897.19円 |
| 益回り | 5.77% |
| 配当利回り | 1.64% |
PERは17.32倍で、13〜21倍のレンジのなかでは中央よりやや上寄りの水準に位置しています。
今週の株式市場イベント:需給×政策×決算の相場です
今週の株式市場は、需給×政策×決算が重なる相場です。需給面では8月14日のマイナーSQが目先の値動きに影響し、政策面では8月12日の米消費者物価指数が金利観測を左右します。決算面では8月14日に国内企業の発表が集中し、個別銘柄への資金の入れ替えが活発になりやすい局面です。日本の4-6月期GDP発表も控えており、マクロ・需給・企業業績の各材料が短期間に集中する2週間となります。
株式インパクトイベント一覧
日付が明確なイベント
- 2026年8月12日:米国7月消費者物価指数(CPI)発表
- 2026年8月13日:米国7月生産者物価指数(PPI)発表
- 2026年8月14日:米国7月小売売上高発表
- 2026年8月14日:日経225先物・オプション8月限マイナーSQ
- 2026年8月14日:国内企業決算発表ピーク(東証上場354社集中)
- 2026年8月17日:日本の2026年4-6月期実質GDP速報値発表(内閣府)
日付未確定のイベント
- 8月中旬〜下旬:米国によるポリシリコン等半導体材料への追加関税運用の継続
- 8月中旬〜下旬:国内主要企業の通期業績見通し公表の継続
注目イベント5選
1. 米国7月消費者物価指数(CPI)発表(8月12日)
米国の7月分CPIが発表されます。前月までのデータでは金利先高観が意識されており、結果次第で金融政策への織り込みが変わります。
- 市場は前年比・前月比の両方の伸び率に注目
- エネルギー・食品を除くコア指数の動向が焦点
- 結果は為替とハイテク株のバリュエーションに波及
株式市場への影響としては、指数が市場予想を上回れば金利上昇観測が強まり、グロース株や半導体関連株に売り圧力がかかりやすくなります。逆に予想を下回れば、金利上昇観測が後退し株式には支援材料となります。
投資判断の視点では、発表前はポジションを傾けすぎず、発表後の為替とハイテク株の反応を確認してから売買判断を行う姿勢が有効です。
2. 日経225先物・オプション8月限マイナーSQ(8月14日)
8月限の日経225先物・オプションの特別清算数値(SQ)が算出される日です。決算発表ピークと重なり、需給要因が値動きを増幅しやすい日程です。
- SQ算出に向けた裁定取引の解消が入りやすい
- 決算発表と重なり出来高が膨らみやすい
- 先物主導で日中の値幅が広がりやすい
株式市場への影響としては、SQ通過に伴う需給の偏りが解消され、その後は個別企業の決算内容を素直に織り込む展開に移りやすくなります。
投資判断の視点では、SQ当日の値動きは需給要因が大きいため、方向感を過度に材料視せず、SQ通過後の値動きで実需の強さを確認することが参考になります。
3. 国内企業決算発表ピーク(8月14日)
東証上場企業のうち354社が決算を発表する集中日です。通期業績見通しの上方修正・下方修正が相次いで公表される見込みです。
- 製造業を中心に為替前提と業績見通しの関係が焦点
- 増配・自社株買いなど株主還元策の発表も相次ぐ
- セクター間で明暗が分かれやすい
株式市場への影響としては、個別企業の業績見通しが日経平均の構成銘柄を通じて指数全体の方向性にも波及します。好決算銘柄への資金集中と、失望売りが出る銘柄への資金流出が同時に進みやすくなります。
投資判断の視点では、指数全体よりも決算内容と株価反応のセットで個別銘柄を評価する姿勢が参考になります。
4. 日本の4-6月期実質GDP速報値発表(8月17日)
内閣府から2026年4-6月期の実質GDP速報値が公表されます。個人消費や設備投資の内訳が注目されます。
- 前期比・年率換算の伸び率が焦点
- 個人消費と設備投資の寄与度を確認
- 外需・内需のどちらが成長を牽引したかが焦点
株式市場への影響としては、内需の強さが確認されれば内需関連株への物色が広がりやすく、外需依存が強い結果であれば為替敏感株への注目が続きやすくなります。
投資判断の視点では、指数全体の反応よりも、内需関連セクターと輸出関連セクターのどちらに資金が向かうかを確認する材料として活用できます。
5. 半導体材料への追加関税運用の継続
米国によるポリシリコンなど半導体材料への追加関税措置が運用されている状況が続いています。関連する政策対応の進展が随時報じられる見込みです。
- 半導体サプライチェーン全体への影響を市場が注視
- 関連企業のコスト構造や調達方針への影響
- 日本の半導体関連企業への波及可能性
株式市場への影響としては、追加関税の対象拡大や緩和観測が出るたびに、半導体関連株を中心に短期的な値動きが生じやすくなります。
投資判断の視点では、個別ニュースへの反応だけでなく、サプライチェーン上のどの企業がコスト転嫁できる立場にあるかを見極める視点が参考になります。
まとめ
今週から2週間は、需給・政策・決算の3つの軸が短期間に集中する相場です。需給面では8月14日のマイナーSQ、政策面では8月12日の米CPIと8月17日の日本GDP、企業面では8月14日の決算集中日が、それぞれ株価の変動要因となります。
資金フローについては、米CPIの結果次第でグロース株と割安株の間で資金の向かう先が変わりやすく、決算発表を受けて個別企業ごとに資金の入れ替えが進む展開が想定されます。国内の経済指標発表を受けて、内需関連株と輸出関連株のどちらに資金が向かうかも注目されます。
短期的な値動きが大きくなりやすい期間のため、指数全体の水準だけでなく、個別イベントの結果と株価の反応をあわせて確認しながら投資判断を行うことが参考になります。