市況分析

今週の株式注目イベント|ジャクソンホール会合とNVIDIA決算に注目(8月25日週)

今週の株式注目イベント|ジャクソンホール会合とNVIDIA決算に注目(8月25日週)

今週の相場水準

指標 数値
日経平均株価 66,016円
PER 17.11倍
PBR 1.87倍
EPS 3,858円
BPS 35,302円
益回り 5.84%
配当利回り 1.68%

日経平均PERは17.11倍で、13〜21倍のレンジで見ると中央からやや上寄りの水準に位置しています。

今週の相場概況

今週は需給要因×金融政策×地政学リスクが重なる相場です。需給面では8月期末決算銘柄の配当取りが商いを左右し、政策面ではジャクソンホール会合での要人講演や米雇用統計が金融政策の先行きを占う材料になります。地政学面では米中間の関税協議や中国の景況感指標が世界的な資金の流れに影響します。これらが同時に意識される中で、市場参加者は方向感を探る展開になりやすいといえます。

今後2週間の注目イベント

日付が明確なイベント

  • 2026年8月23日〜8月25日 Hot Chips 2026(半導体シンポジウム)
  • 2026年8月25日 米7月新築住宅販売件数・米8月消費者信頼感指数
  • 2026年8月26日 米4-6月期GDP改定値・米7月PCEデフレーター
  • 2026年8月26日 エヌビディア2027年度第2四半期決算発表
  • 2026年8月27日 8月期末決算銘柄の配当権利付き最終日
  • 2026年8月27日〜8月29日 ジャクソンホール会合
  • 2026年8月28日 東京都区部消費者物価指数(8月分)
  • 2026年9月1日 中国8月製造業PMI(財新PMI)
  • 2026年9月4日 米8月雇用統計

日付未確定・継続中のイベント

  • 8月下旬 米中関税協議の継続報道
  • 継続 ウクライナ停戦交渉の動向

注目イベント5選

1. ジャクソンホール会合

米ワイオミング州で8月27日から29日にかけて開催される経済シンポジウムです。世界各国の中央銀行総裁や政策当局者が参加し、金融政策上の課題について議論します。

  • ウォーシュFRB議長の就任後初の講演が予定されている
  • フォワードガイダンスを絞る方針が示されている
  • 利下げペースに関する発言内容が焦点になる

講演内容次第で米長期金利やドル円が変動しやすく、日本株にも波及する可能性があります。

投資判断の視点では、講演前後はボラティリティが高まりやすいため、ポジション管理を意識した対応が求められます。

2. エヌビディア決算発表

8月26日に2027年度第2四半期(5〜7月期)決算が発表されます。AI関連投資の勢いを測る指標として市場の関心が高いイベントです。

  • データセンター向け半導体の需要動向が注目される
  • 次世代製品の出荷計画に関するコメントが焦点
  • guidance(次四半期見通し)の内容が株価を左右する

結果次第で半導体関連株を中心に東京市場の値動きにも影響が及びやすい傾向があります。

投資判断の視点では、決算内容と市場予想との差、および翌四半期見通しの両方を確認することが重要です。

3. 米8月雇用統計

9月4日に発表される米国の雇用統計です。非農業部門雇用者数や失業率など、労働市場の状況を示す指標が公表されます。

  • 雇用者数の伸びが市場予想を上回るか下回るかが焦点
  • 賃金上昇率の動向も注目される
  • 次回FOMCでの利下げ観測に影響する

結果が金融政策の先行き観測を左右し、為替や金利を通じて日本株にも影響します。

投資判断の視点では、雇用統計の内容を利下げペースの見立てに結びつけて捉えることが参考になります。

4. 米PCEデフレーター・GDP改定値

8月26日に7月分のPCEデフレーター(個人消費支出物価指数)と4-6月期GDP改定値が発表されます。FRBが重視するインフレ指標です。

  • PCEデフレーターの伸びが予想と一致するか
  • GDP改定値による景気実態の見直し
  • ジャクソンホール会合直前のタイミングで発表される

インフレ指標の結果は金融政策観測に直結し、米国株・日本株双方の値動きに影響します。

投資判断の視点では、ジャクソンホール会合と合わせて一連の流れとして捉えることが有効です。

5. 8月期末決算銘柄の配当権利付き最終日

8月27日は8月を決算期末とする銘柄の配当・株主優待の権利付き最終日です。翌28日が権利落ち日となります。

  • 該当銘柄で配当取りに向けた商いが増加しやすい
  • 権利落ち日には株価が配当分だけ下落する傾向がある
  • プライム市場全体の出来高にも影響する

需給要因による短期的な値動きが生じやすく、個別銘柄の売買タイミングに関わる材料です。

投資判断の視点では、権利付き最終日と権利落ち日の値動きの違いを踏まえた売買タイミングの検討が参考になります。

まとめ

今週から来週にかけては、金融政策・企業決算・需給の3つの軸が重なる相場です。ジャクソンホール会合と米雇用統計は金融政策の方向性を左右し、エヌビディア決算はAI関連株全体のセンチメントに影響します。8月期末決算銘柄の配当取りは需給面での短期的な値動きにつながりやすい要因です。

資金の流れとしては、金融政策の先行き観測が定まるまでは様子見姿勢が強まりやすく、講演や指標発表のタイミングで資金の向かう方向が変化する可能性があります。個々のイベントの結果を確認しながら、投資判断を組み立てていくことが求められる週といえます。

投資メンタル,カブヘッジ

ダッチ

この記事を書いた人

youdate/RabbitData 運営

  • 元証券会社勤務
  • 個人投資家歴10年以上
  • 日本株・テーマ株投資を中心に運用

X(旧Twitter):@kabuhedge

-市況分析
-