
今週の相場水準
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 日経平均株価 | 53,373.07円 |
| PER | 19.75倍 |
| PBR | 1.73倍 |
| EPS | 2,702.43円 |
| BPS | 30,851.49円 |
| 益回り | 5.06% |
| 配当利回り | 1.69% |
日経平均PERは19.75倍で、13〜21倍レンジだと想定すると上限寄りです。割安圏ではなく、イベント次第で業種ごとの資金移動が起こりやすい位置です。
冒頭コメント
今週は需給×政策×地政学の相場です。
需給では3月末の年度末売買と新年度入りが重なり、配当再投資、益出し、指数連動売買が大型株に出やすい週です。政策では4月1日の制度改正と日銀短観が国内マクロ環境の見直し材料となり、米国では雇用統計が金利見通しを左右します。地政学では原油高とエネルギー供給リスクが継続しており、資金は資源、商社、防衛、電力、高配当株に分散しやすい構造です。
イベント一覧
- 2026年3月30日 日銀金融政策決定会合の主な意見
- 2026年3月31日 3月東京都区部消費者物価指数
- 2026年3月31日 2025年度末・月内最終取引日
- 2026年4月1日 2026年度制度改正施行(税制・エネルギー・労働関連)
- 2026年4月3日 米3月雇用統計
- 2026年4月8日 FOMC議事要旨 3月17日〜18日開催分
- 2026年4月10日 米3月消費者物価指数
- 継続 ホルムズ海峡通航停滞に伴う原油・LNG供給混乱
- 継続 日本の石油備蓄放出と電力供給政策対応
注目イベント5選
1. 2026年3月31日 2025年度末・月内最終取引日
①イベント概要
年度末の最終売買日であり、機関投資家のリバランス、益出し、配当再投資の先回り売買が集中しやすい日です。
②注目ポイント
- TOPIX大型株の大引け売買
- 年初来上昇銘柄の利益確定売り
- 高配当株への再投資期待
③株式市場への影響
指数寄与度の高い大型株で終盤の売買インパクトが強まりやすいです。需給主導で価格が決まりやすい局面です。
④モメンタム投資での見方
引けの偏りと出来高急増を確認する局面です。翌営業日の反動も含めて短期資金の動きを追う必要があります。
2. 2026年4月1日 2026年度制度改正施行(税制・エネルギー・労働関連)
①イベント概要
新年度入りに伴い、税制改正、エネルギー政策変更、労働制度変更などが一斉に施行されるタイミングです。複数セクターに同時に影響を与える構造的イベントです。
②注目ポイント
- 法人税や投資減税など企業収益に関わる変更
- 電力・エネルギー関連の運用ルール変更
- 賃上げや労働関連制度の企業コストへの影響
③株式市場への影響
電力、再エネ、建設、IT投資関連、内需株などで物色が分散しやすいです。制度変更の恩恵が明確なセクターには資金が入りやすくなります。
④モメンタム投資での見方
制度変更は単日で終わらずテーマ化しやすいです。関連銘柄の初動ではなく、数日間の継続的な資金流入を確認してから追随する方が再現性があります。
3. 2026年4月3日 米3月雇用統計
①イベント概要
米国金利と為替を通じて日本株全体に影響する重要指標です。
②注目ポイント
- 非農業部門雇用者数
- 平均時給
- 失業率
③株式市場への影響
結果次第で銀行、半導体、輸出株の資金配分が変わりやすいです。
④モメンタム投資での見方
週明けのギャップ要因として機能しやすく、金曜引け時点のポジション管理が重要になります。
4. 継続 ホルムズ海峡通航停滞に伴う原油・LNG供給混乱
①イベント概要
中東情勢を背景としたエネルギー供給リスクの継続テーマです。
②注目ポイント
- 原油価格の方向
- エネルギー輸送の制約
- 政策対応の追加有無
③株式市場への影響
資源、商社、海運、防衛に資金が向かいやすい一方、燃料コスト負担の大きい業種には逆風です。
④モメンタム投資での見方
継続テーマとして関連銘柄に断続的な資金流入が起こりやすいです。
5. 2026年4月10日 米3月消費者物価指数
①イベント概要
米国のインフレ動向を確認する指標です。
②注目ポイント
- 総合CPIとコアCPI
- エネルギー価格の影響
③株式市場への影響
金利見通しを通じてグロース株とバリュー株の資金配分に影響します。
④モメンタム投資での見方
雇用統計後の金利方向を確定させるイベントとして位置付けられます。
まとめ
今週の重要軸は、年度末需給、制度改正、米金利イベントの3つです。
資金フローは、3月末の需給主導から4月初の制度テーマ物色、そして米金利指標を受けたグロースとバリューの再配分へと移行しやすいです。
テーマの優先順位は、第一に年度末需給と高配当、第二に制度改正関連テーマ、第三に原油高メリットと金利感応セクターです。短期モメンタムでは、テーマの継続性と資金滞留を確認することが重要です。
P.S
今回は配当落ち後、月曜日は大きな下落が日経先物の動きから想定されています。
去年の配当落ち後からトランプ関税ショックまでを改めて振り返る記事を作成しました。
予習をして、悪い方も想定しながらリスクヘッジして相場を乗り切っていきましょう。