【2026年03月17日】日本株市場の動向まとめ|日経平均は4日続落もTOPIXは反発
本日の東京株式市場は、朝方こそ米株高を受けて買いが先行したものの、原油先物の再上昇と中東情勢への警戒が重しとなり、日経平均は小幅に4日続落となった。
一方で、海運や鉱業、卸売などへの物色が広がり、TOPIXは反発しており、指数間で強弱が分かれる地合いだった。
トレードひとことコメント
本日は前場高く始まったが、後場終わりごろから原油価格が上がっていきそれに反比例するように日経平均も下落していき寄り天のような感じで終わった。
セクターは海運が強く、タンカー関連も含めて船賃の上昇を見込む買いも続いている。一方GTCカンファレンスでエヌビディアCEOの発言はそれなりに好感の持てる内容だったと個人的に感じたが、昨日それなりに半導体関連は期待で上げてた部分もあったのか、日経と同じく後場にかけて落ちていく感じであった。対米投資関連ということで蓄電池関連も寄り付き当初は強い銘柄も見られたが、相場の下落とともに落ちていっている銘柄が多めであった。
19日に日米首脳会談があることから、そこでどういう動きになるかを注視しているためか出来高も減少してきている。当初は対米投資の話などを中心に行う予定だっただろうが、このイランの状況により、護衛艦の派遣やそれが無理なら軍事費増強、というような話になるような感じもある。有事が1日も早く終わることが望ましいが、この問題が終わるまではホルムズ海峡に関連するニュースには引き続き敏感になっておくと共に、どっちに動いても良いポジションは作っておくべきのように感じる。
今日の市況
- 日経平均:53,700.39(-50.76 / -0.09%) 朝高後に失速し、半導体関連の弱さが重しとなった
- TOPIX:3,627.07(+16.34 / +0.45%) 海運・鉱業・卸売などの上昇が下支えし反発した
- ドル円:159円前半 為替は円安水準を維持したが、160円接近では上値も限られやすかった
指数・売買代金
| 指数 | 終値 | 前日比 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 53,700.39 | -0.09% | -50.76 |
| TOPIX | 3,627.07 | +0.45% | +16.34 |
| 東証グロース250 | 750.72 | -1.62% | -12.38 |
東証プライムの売買高は概算で21億5363万株、売買代金は6兆1302億円台だった。騰落銘柄数は値上がり1007、値下がり524、変わらず63で、個別株ベースでは上昇銘柄が優勢だったが、日経平均への寄与度が大きい主力株の弱さが指数の重しとなった。
今日の上昇要因 or 下落要因
1)朝方は米株高と原油下落を受けて買い先行
前日の米国株高と原油価格のいったんの落ち着きが支えとなり、東京株式市場では寄り付き直後に買いが先行した。
日経平均は朝方に5万4000円台を回復する場面があり、自律反発狙いの買いも入りやすかった。
2)原油先物の再上昇と中東情勢への警戒
時間外取引で原油先物が再び強含み、中東情勢への警戒感が投資家心理の重しとなった。
午後にかけて日経平均は上げ幅を縮小し、その後はマイナス圏へ転落した。
3)TOPIXは反発も、日経平均は主力ハイテクの弱さが重し
海運、鉱業、石油・石炭、卸売などには買いが広がり、TOPIXはプラス圏を維持した。
一方で、アドバンテストや東京エレクトロン、電線株などの下落が日経平均を押し下げ、指数間で方向感が分かれた。
為替・金利(外部環境)
ドル円
ドル円は159円前半で推移した。原油価格に左右されやすい状況が続く中でドルは底堅かったが、160円が視野に入る水準では為替介入への警戒も意識されやすく、値動きはやや膠着感の強い展開となった。
長期金利(10年国債)
新発10年国債利回りは2.265%と前営業日比で低下した。インフレ加速懸念がやや和らいだことに加え、入札結果が相場の支えとなり、長期金利はいったん落ち着きをみせた。もっとも、金利水準そのものはなお高く、株式の評価面では引き続き意識されやすい状況とみられる。
個別株トピック
堅調だった銘柄
- 日本郵船(9101)
- 商船三井(9104)
- 川崎汽船(9107)
- INPEX(1605)
- 第一三共(4568)
下落が目立った銘柄
- アドバンテスト(6857)
- 東京エレクトロン(8035)
- フジクラ(5803)
- レーザーテック(6920)
あす以降の注目点
- 原油価格の再上昇が続くかどうかと、日経平均・TOPIXの戻りの持続性
- 為替が159円台を維持する中で、輸出関連株と資源関連株の相対的な強弱
- 長期金利の落ち着きが続くかどうかと、半導体・グロース株への資金回帰の有無