【2026年03月16日】日本株市場の動向まとめ|原油高警戒が重しも下げ幅は縮小

本日の東京株式市場は、前週末の米国株安と原油価格の高止まりが重しとなり、日経平均とTOPIXはともに下落して始まった。もっとも、後場は米株先物の底堅さや原油の上げ一服が支えとなり、日経平均の下げ幅は大きく縮小した。
トレードひとことコメント
今日は週末原油先物が100ドル越えなどがニュースになっていたことから、地政学リスクから弱くはじまると思っていたものの、朝8時頃から徐々に原油先物が下がってきて朝寄り付きも自分が想定していたより高いはじまりとなりました。また日経平均は全体的に上げ下げしつつも、出来高は控えめながら底堅い感じがした1日となりました。
個別では週末にレアアース関連のニュースが出てきたことから、東洋エンジニアや第一稀元素化学が強くなっていました。またGTCカンファレンスも控えていることから半導体関連も全体的に強めなように見えていました。トレード的にはGTCカンファレンスや日米首脳会談を見込み、仕込んでいた関連銘柄を追加したり回転したりの1日で、基本は買い持ちが多い感じになりました。複数銘柄トレードしていても、前週前半の弱い相場の感じではなく、ある程度下まで行くと下がりきらず戻すのも複数あったので、基本は買いスタンスでいきたいと感じました。
個人的には2月末ごろに今年の利益のピークが来て、そこから30%程度下がるという状況に先週はなっていましたが、その下がってきたところから下げ幅15%程度まで戻してきて、個人的半値戻しくらいになってきました。特に先週末くらいから徐々に原油上げによる相場の下げも耐性がついてきたかな、という感じもあります。
ただ、イラン関連で夜にどういう動きになるかわからないことや、プライベートクレジット問題も燻り続けている感じもあるので、リスク管理はしっかりしながら細かく刻んでやっていくのが良い気がしています。リスクリワードを考えながら明日も頑張っていきましょう。
今日の市況
- 日経平均:53,751.15(-68.46 / -0.13%) 朝方は一時700円超安まで下げたが、後場にかけて下げ渋った
- TOPIX:3,610.73(-18.30 / -0.50%) 業種間の強弱が分かれ、東京株式市場全体ではやや売り優勢だった
- ドル円:159円前半 為替は円安水準を維持したが、160円手前では介入警戒も意識されやすかった
指数・売買代金
| 指数 | 終値 | 前日比 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 53,751.15 | -0.13% | -68.46 |
| TOPIX | 3,610.73 | -0.50% | -18.30 |
| 東証グロース250 | 763.10 | +0.74% | +5.59 |
東証プライムの売買高は概算で22.0億株、売買代金は概算で6.50兆円だった。騰落銘柄数は値上がり616、値下がり901で、下落銘柄が上回った。指数の下落幅に比べると、個別株ではやや売りの広がりが残った。
今日の上昇要因 or 下落要因
1)原油高と中東情勢への警戒
原油価格が高止まりし、中東情勢の不透明感も続いたことで、インフレ懸念と景気減速への警戒が意識されやすかった。朝方はこの材料が重しとなり、日経平均は一時700円超安まで下げた。
2)後場は米株先物と原油の落ち着きが支え
時間外の米株先物が底堅く推移し、原油の上昇も一服したことで、投資家心理はやや持ち直した。東京株式市場では後場にかけて押し目買いも入り、日経平均は終盤に下げ幅を縮小した。
3)業種・銘柄ごとの選別色
非鉄金属や石油・石炭関連などには売りが出やすかった一方、水産・農林、食料品、情報・通信の一角は底堅かった。TOPIXが日経平均より弱めだったことからも、指数以上に個別の強弱が分かれた一日だったとみられる。
為替・金利(外部環境)
ドル円
ドル円は159円前半で推移した。原油動向や地政学リスクを背景にドル高・円安基調は維持されたが、160円接近局面では為替介入への警戒感もあり、上値を追う動きは限られた。為替の円安水準は輸出関連の支えになり得る一方、輸入コスト面では引き続き注意が必要な状況だった。
長期金利(10年国債)
新発10年国債利回りは2.275%まで上昇し、約5週ぶりの高水準となった。原油高を背景にインフレ懸念が強く、債券市場では売り圧力が続いた。長期金利の上昇は、東京株式市場でとくに高PER銘柄やグロース株の評価面に影響しやすい。
個別株トピック
堅調だった銘柄
- シルバーライフ(9262)
- JT(2914)
- イビデン(4062)
- オリンパス(7733)
- アドバンテスト(6857)
- レアアース関連
下落が目立った銘柄
- TDK(6762)
- フジクラ(5803)
- 中外製薬(4519)
- ファナック(6954)
- 良品計画(7453)
あす以降の注目点
- 原油価格と中東情勢の変化が、日経平均とTOPIXの戻りを左右するか
- 為替が159円台を維持する中で、輸出関連株と内需株の相対的な強弱がどう変わるか
- 長期金利の上昇が続くかどうかと、日銀会合を控えた東京株式市場の様子見姿勢