【2026年03月02日】日本株市場の動向まとめ|地政学リスクで急反落

2026年3月2日の東京株式市場は、日経平均が5営業日ぶりに反落した。
中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まり、寄り付き直後は下げが先行した一方、下値では買い戻しも入り下げ幅を縮める場面があった。
為替や長期金利の動きもにらみつつ、物色は守りと資源・海運などに偏りやすい地合いだった。
トレードひとことコメント
本日は週末のイラン有事勃発により、モメンタムもこの関連シフトに向いた模様。
思ったよりもギャップダウン小さめだったため、その後の下落も警戒していたが思ったよりも底堅く日経平均も下髭陽線で終わる1日だった。全体的にはマイナス推移であったがこの有事特有の軍事・資源、そして海運関連も上がっていた。特にホルムズ海峡封鎖懸念による、石炭・石油関連の価格高騰は関連する銘柄にとっては恩恵があるが、エネルギー輸入国の日本にとってはGDPを押し下げる要因になり得るために、個人的にはしばらくガード高めに銘柄選別強めに進んでいきたい相場と思っています。
2日夕方現在ではトランプ大統領は4週間程度は攻撃を続ける意志を示しており、どこまで本気かは分からないですが並行して中東各地で新たな火種の情報も出てきていることから、リスクオフの展開になることは構えている方が良いでしょう。
そして大きなこのニュースがあったその裏で、英国の住宅ローン会社が破綻というニュースから、信用不安により銀行株も売られておりました。銀行株の下落具合からいくと、本来であればメイントピックになり得るインパクトがあったかも、なニュースなので頭の片隅には入れておきたいニュースでした。
今日の市況
- 日経平均:58,057.24(-793.03 / -1.35%) リスク回避で大幅安、場中は下げ渋る場面も
- TOPIX:3,898.42(-40.26 / -1.02%) 幅広く軟調も、資源・海運など一部は相対的に堅調
- ドル円:1ドル=156円台後半 地政学リスクを背景にドル買いが意識されやすい局面
指数・売買代金
| 指数 | 終値 | 前日比 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 58,057.24 | -1.35% | -793.03 |
| TOPIX | 3,898.42 | -1.02% | -40.26 |
| 東証グロース250 | 768.64 | -1.16% | -9.06 |
東証プライムの売買高は約26億9,415万株、売買代金は約8兆6,305億円。
騰落銘柄数は値上がり340、値下がり1,223、変わらず33で、下落銘柄が優勢となった。
今日の上昇要因 or 下落要因
1)地政学リスクの高まり
中東情勢の緊迫化が意識され、リスク回避の売りが先行しやすい一日だった。
寄り付き直後はほぼ全面安に近い展開となり、指数を押し下げた。
2)最高値圏からの利益確定と需給の揺り戻し
直前まで最高値圏で推移していた反動もあり、悪材料に対して売りが出やすい局面だった。
ただし下値では買い戻しも入り、日中は下げ幅を縮小する場面があった。
3)業種間での選別(資源・海運は相対的に堅調)
全体が弱含む中でも、鉱業や海運などは相対的に底堅い動きとなった。
一方で、金融や空運など一部業種は売りが強まりやすかった。
為替・金利(外部環境)
ドル円
ドル円は156円台後半が意識される場面があり、地政学リスクを背景にドル買いが入りやすかった。
為替の変動は、外需株の見通しや投資家心理に影響を与えやすい状況が続いている。
長期金利(10年国債)
新発10年国債利回り(長期金利)は2.06%前後へ低下する動きが見られた。
リスク回避局面では債券に資金が向かいやすく、金利低下が株式の下支え要因となるかは見極めが必要となりやすい。
個別株トピック
堅調だった銘柄
- INPEX(1605)
- 三菱重工業(7011)
- 川崎汽船(9107)
- 商船三井(9104)
- フジクラ(5803)
- 軍事関連
- 海運関連
- 資源関連
下落が目立った銘柄
- アドバンテスト(6857)
- 東京エレクトロン(8035)
- ファーストリテイリング(9983)
- ソフトバンクグループ(9984)
- TDK(6762)
- 銀行関連
あす以降の注目点
- 中東情勢の続報とリスク許容度の変化(株・原油・為替の連動)
- 為替(156円台)の振れと外需・内需の物色バランス
- 長期金利の水準変化が金融・グロースの相対強弱に与える影響