【2026年03月11日】日本株市場の動向まとめ|原油高一服とAI関連株が支え続伸

本日の東京株式市場は、原油価格の急騰がいったん落ち着いたことに加え、AI・半導体関連株への買いが支えとなり、日経平均とTOPIXは続伸した。前場は上げ幅を広げる場面もあったが、買い一巡後は伸び悩み、後場は上値の重さも意識される展開だった。
トレードひとことコメント
今日は後場途中まで強くも、14時ごろから弱含みな1日でした。原油価格が一旦落ち着いたことにより日経平均先物も高く始まり、続伸となりました。
前日アメリカではオラクルの好決算により時間外で上がり、関連性の強いソフトバンクなどが強め。そしてPOの価格決定やぽこあポケモン好調の報道により任天堂やコーエーテクモなどの強さも目立ちました。また引き続き対米投資関連でジャパンディスプレイの強さも目立ちました。
ただ、ホルムズ海峡の件に関してはまだ情報が錯綜しており、ポジティブになるニュースやネガティブになるニュースなど様々なニュースが出てきています。なるべくアンテナを広くして、市場がどちらの方向に向くのかはしっかり把握しておきましょう。
今日の市況
- 日経平均:55,025.37(+776.98 / +1.43%) 原油高一服とAI関連株の上昇を背景に続伸
- TOPIX:3,715.96(+51.68 / +1.41%) 主力株を中心に買い戻しが入り底堅く推移
- ドル円:158円前半 為替は円安水準を維持しつつも方向感は限定的だった
指数・売買代金
| 指数 | 終値 | 前日比 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 55,025.37 | +1.43% | +776.98 |
| TOPIX | 3,715.96 | +1.41% | +51.68 |
| 東証グロース250 | 780.04 | +0.97% | +7.51 |
東証全体の売買高は28億6195万株、売買代金は7兆7809億円だった。東証プライムの騰落銘柄数は、値上がりが多く、主力株主導で市場全体の地合いは改善した一方、買い一巡後は個別で強弱が分かれやすかった。
今日の上昇要因 or 下落要因
1)原油価格の急騰がいったん一服
前週から警戒されていた原油高が落ち着き、企業収益やインフレへの過度な懸念がやや後退した。東京株式市場では前日まで売られていた銘柄を中心に買い戻しが入りやすかった。
2)AI・半導体関連株への資金流入
米IT大手の業績見通しを手掛かりに、AI関連や半導体株への物色が続いた。指数寄与度の大きい銘柄が買われたことで、日経平均の上昇を後押しした。
3)買い一巡後は上値が重い展開
前場は一時1500円近い上昇となったが、後場は利益確定売りも出て伸び悩んだ。外部環境の不透明感が完全には解消しておらず、積極的な上値追いは限定的だった。
為替・金利
ドル円
ドル円は158円前半で推移した。前日終盤と大きく変わらない水準で、為替は円安基調を維持したものの、東京時間は方向感が出にくかった。円安水準は輸出関連の支えになりやすい一方、輸入コスト面では引き続き注意が必要とみられる。
長期金利(10年国債)
新発10年国債利回りは2.155%まで低下した。5年債入札が比較的しっかりした結果となり、債券相場は持ち直した。長期金利は前日より低下したが、水準そのものはなお高く、株式の評価面では引き続き意識されやすい状況だった。
個別株トピック
堅調だった銘柄
- アドバンテスト(6857)
- 東京エレクトロン(8035)
- ソフトバンクグループ(9984)
- ディスコ(6146)
- レーザーテック(6920)
- ジャパンディスプレイ(6740)
下落が目立った銘柄
- 一部の内需・ディフェンシブ銘柄
- 短期的な利益確定売りが出た高値圏銘柄
あす以降の注目点
- 日経平均とTOPIXの続伸が主力株主導から市場全体へ広がるか
- 為替が158円前後で推移する中で、輸出関連株と内需株の強弱がどう変化するか
- 長期金利と原油価格の動向が、東京株式市場のセンチメントに与える影響